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そんな桂を下に見て入江は喉を

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そんな桂を下に見て入江は喉を

そんな桂を下に見て入江は喉を鳴らして笑った。

 

 

「さぁ,今日は疲れたのでもう休みましょうかね。松子,ゆっくり寝り。また明日起こしに来る。」

 

 

入江は三津の頭を撫でてから立ち上がった。

 

 

「木戸さんは?こっちで寝るん?別にいいですよ?向こうに行けば二人の時間はまた減る。今晩は傍におったらいいです。」

 

 

入江はおやすみなさいと言い残して一人部屋を出た。残された桂は胡座を掻いて唸り声を上げた。

 

 

「構いませんよ?どのみち定期的に様子を見に来はるんでしょ?それやったら一緒に居た方がその手間省けますし。」

 

 

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『手間を省くとかそう言う話じゃないんだよな……。やはり私と一緒に居たいから同じ部屋がいいとは言ってくれないんだな……。仕方のない事だが……。』

 

 

桂にはそれが酷く寂しい。

 

 

……私はあっちで寝るよ。今日は君をゆっくりさせてあげたい。予定外に疲れさせて悪かったね。おやすみ。」

 

 

桂は三津の額に口付けをして部屋を出た。

肩を落として部屋に入って来た桂に入江は苦笑した。

 

 

「どうしたんです。」

 

 

「別に何もない。私と彼女の間に温度差があってそれを受け止めきれないだけだ。片恋は辛い……。」

 

 

布団にうつ伏せで倒れ込んだ桂に入江はぶっと吹き出した。

 

 

「三十越した男が何を言っちょるんですか。木戸さんの口から片恋……辛いって……。」

 

 

面白過ぎると肩を揺らして笑った。

 

 

「いいよな,君は愛されてるから。」

 

 

「そりゃ私達は一番辛い時期を共に過ごし支え合いましたもん。共に過ごして互いの内面を理解し合った。それだけの話です。

木戸さんは誰よりも先に出逢ってはいたけど過ごした時間は誰よりも短いでしょ。」

 

 

「そう……だな……。」

 

 

「でも松子なりに木戸さんに歩み寄っちょるでしょう?前よりも貴方に向ける眼差しが柔らかいものに変わっちょる。私が言うんやけぇ間違いない。」

 

 

だから元気出してと歯を見せて笑った。

桂はまた恋敵に慰められたなと情けなく感じつつもその言葉に少し救われた。

 

 

「松子に好かれるにはどうすればいいと思う?」

 

 

ここはもう恥など捨てて教えを請う。

 

 

「松子は落差に弱いんですよ。」

 

 

「落差?」

 

 

「思い出してみてください。松子はいつも大人な木戸さんが子供っぽくなる所にときめいてました。普段見せる一面と別の一面を見た時に射止められるんです。」

 

 

「なるほどな。わざとその一面を見せる訳だ。お前の得意分野だな。小賢しい。」

 

 

「お褒めに預かり光栄です。」

 

 

あからさまな悪口に入江は棒読みで返した。「逆を言えば貴方は自然とそれが出来る。私は小賢しくやらないと出来ないのです。

繕うより天然でそれをされた方が効果的面ですからね。」

 

 

「どう言う時にそれをしていたか分からんが,同じ時を過ごしてくれない今となってはそれも出来まい。」

 

 

「やけん今晩は二人で寝りって言っとるそ。」

 

 

入江はせっかく時間をくれてやったのに何のこのこ戻って来てんだと腹を立てた。

桂はやっぱり入江の思考が分からなくて難しい顔をした。

 

 

「お前はどうして私にまで気を遣う余裕があるんだ?私にとってお前は妬みの塊でしかないぞ。」

 

 

「私をそんな風に見てたんですね。」

 

 

分かってたけどもと目を細めて桂を睨んだ。

 

 

「お前の方が松子に好かれてるからな。」

 

 

あからさまな嫉妬に入江はしょうがない人だなと盛大な溜息をついた。

 

 

「私が気を遣っちょるんは木戸さんに対してやないです。松子に対してです。

 

私達は想いを確かめ合って添い遂げる覚悟もした。でも夫になったのは貴方です。

私らに配慮をいただいてこの関係に落ち着いてますが,どうなれば松子が一番幸せやと思います?

 

私は松子に幸せな道を選ばしてやりたい。可能性を見出してやりたい。

でも貴方と夫婦である事だけは変えれんのです。

 

その中であの子が幸せやと感じれる道を模索しちょるんです。

このまま私ら二人の間におるのがいいのか,貴方の元に戻るのか。」

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